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オフィスで人の視線が気になるときの対策|パーテーションの高さ・配置・目隠し方法を解説

オフィスで人の視線が気になるときの対策|パーテーションの高さ・配置・目隠し方法 オフィス環境

オフィスで人の視線が気になるときは、高いパーテーションで囲う前に、正面・横・背後・通路・来客側のどこから視線が入っているかを特定し、その方向だけを切るのが基本です。席の向きを変えるだけで解決する場合もあり、区切りが必要なのは残った方向と範囲だけです。

視線の対策は、囲う面を増やすほど見通しや声かけのしやすさが失われます。反対に、方向を見誤ると、正面を高く遮っても背後の通路から画面が丸見え、ということも起きます。本記事では、どこから見られるか → 何を見られたくないか → 配置で外せるか → 必要な範囲だけ区切るという順に、目隠しの方法を判断できるよう整理します。

オフィスで視線が気になるのは「どこから見られるか」で分ける

視線の入り口は、席を基準にした3つの方向(正面・横・背後)と、人の動きに由来する2つの発生源(通路・来客側)に分けると整理しやすくなります。方向は席の向きで決まり、発生源はフロアの使われ方で決まるため、打てる手が異なります。

席を中心にした視線の入り口(概念図)

正面

向かいの席・目線が合う

↓

横 →

隣席・手元

あなたの席

上辺=モニター

← 横

隣席・手元

↑

背後

画面・書類をのぞかれやすい

発生源|通路

上の3方向のどこからでも入る。多くは立った人の視線で、通過する時間は短いが回数が多い。

発生源|来客側

社外の人の視線。受付や待合で立ち止まる時間があり、執務エリア全体が見えることもある。

※方向の考え方を示す概念図です。距離や角度を表すものではありません。

まずは「気になる」と感じている人の席に座り、正面・左右・背後のどこに人がいるか、どこを人が通るかを書き出してください。視線の入り口が1つなのか複数なのかで、必要な対策の量が決まります。

まず確認するのは「何を見られたくないのか」

同じ「視線が気になる」でも、気にしている対象は人によって違います。顔なのか、PC画面なのか、書類なのかで、遮るべき高さも位置も変わります。対象と方向を組み合わせると、最初に検討する方法が絞り込めます。

見られたくない対象 主な視線の方向 最初に検討する方法 見落としやすい点
顔・目線 正面 席の向きをずらす/卓上パネル 座った人同士の目線が主な課題なら、床置きの高いパーテーションまで必要としない場合がある
作業の様子 横 ローパーテーション/自立式を側面に 隣席との連携が多い場合は、遮る長さを絞る
PC画面 背後・通路 画面が通路に向かない向きへ変更 背後は立った人の視線が多く、低い区切りでは届かない
紙の資料・手元 横・背後 置き場所と席の向き/卓上パネル 机上に出しっぱなしにしない運用も合わせて考える
執務エリア全体 来客側 来客の動線と滞在位置の見直し+境界 目隠しを置く前に、来客がどこまで入るかを決める
機密性のある情報 全方向 運用ルール+固定区画の検討 目隠しは情報管理の一部にすぎず、それだけで守れるわけではない

※一般的な対応関係の目安です。業務内容や座席の条件によって最適な方法は変わります。スマートフォンでは表を横方向にスクロールできます。

視線対策は、まず席の向きと配置から

製品を選ぶ前に、席の向きと配置で外せる視線がないかを確認します。向きを変えることで、正面や背後から入る視線を外せる場合があります。製品を追加せずに対応できる可能性があるため、最初に確認します。

  • 正面同士の向き合いを避ける/対面配置が気になる場合は、横並びや斜め配置も候補になります
  • 通路に背中を向ける配置を見直す/背後を人が通ると、画面と書類が見えやすくなります
  • 来客動線から画面を外す/受付や待合から見える位置の席は、モニターの向きを優先して決めます
  • 人が滞留する場所の横を避ける/複合機や給湯スペースの近くは、立ち止まる人の視線が集まります
  • 業務連携を壊すほど離さない/声をかけにくくなると、確認のための移動が増え、かえって往来が増えることもあります

2席の向きを変えた例(概念図)

Before|対面+通路に背中

壁
Aさん(通路の方を向く)
机
机

Bさん(壁の方を向く)
通路(人が通る)
  • AさんとBさんの目線が正面で合う
  • Bさんの画面が通路から見える

After|横並び+背中を壁側へ

壁
Aさん
Bさん

机・画面は通路と反対
机・画面は通路と反対

通路(人が通る)
  • 正面の目線が合わなくなる
  • 通路から見えるのはモニターの背面
  • 緑の線=顔まわりが気になる場合のみ卓上パネルで補う

※席の向きの考え方を示す概念図です。寸法・通路幅を表すものではありません。向きを変えると、通路側からは顔が見えるようになる点も合わせて判断してください。

席の並べ方の基本形はオフィスデスクの基本レイアウト5種類で解説しています。

パーテーションの高さは「遮りたい範囲」から決める

パーテーションの高さに「これなら正解」という一律の数値はありません。決め手は、誰の、どの姿勢の視線を、どの範囲で切りたいかです。見られる側が座っていても、見る側が立って通るなら、必要な高さは変わります。

遮る範囲と区切りの高さの関係(概念図)

立った人の目線
座った人の目線
手元・画面
床〜机面

 
卓上
低めの床置き
高めの床置き

※相対的な関係を示す概念図で、実寸や推奨寸法ではありません。実際の見え方は、身長・椅子と机の高さ・距離・床の段差・製品の形状で変わります。製品の寸法は各商品ページの公式仕様をご確認ください。

図の読み方は次のとおりです。

  • 座った人同士の目線が課題なら、卓上タイプから検討できます
  • 手元・画面を横から見られたくないなら、机面の少し上までを側面で遮れば足りる場合がある
  • 立って通る人から画面を隠したい場合、低い区切りでは十分に遮れないことがあります。まず向きの変更を確認し、必要なら高めの区切りも検討します
  • 執務エリア全体を来客から見せたくないなら、個々の席ではなく、エリアの境界として考える

高さの種類そのものは事務所に設置するパーテーションの高さの種類、吸音パーテーションの高さ・サイズの選び方は吸音パーテーションの選び方で解説しています。

高くすればよいわけではない|見通し・圧迫感・連携とのバランス

視線対策では、必要以上に高く・広く囲わないことを基本にします。区切りを高くするほど、視線以外のものも一緒に遮られるからです。

高く囲うと変わるもの 確認したいこと
見通し フロアの状況や来客を把握する必要がある席ではないか
声かけ・確認 隣席や上長とのやり取りが頻繁ではないか
採光・照明 窓や照明の光が手元まで届かなくならないか
空調 吹き出し口からの気流が遮られないか
動線・避難 通路や出入口、避難経路の妨げにならないか
圧迫感 感じ方には個人差がある。使う本人の意見を聞いたか
レイアウト変更 席替えや人員の増減に合わせて動かせるか

一方で、高い境界が必要な場面もあります。来客の滞在位置から執務エリアを見せたくない場合、機密性のある書類や画面を扱う区画、固定した部屋として使う場所などです。この場合は「高い=悪い」ではなく、必要な場所に限って高くすると考えます。消防・建築・設備に関わる取り扱いは建物ごとに異なるため、設置前に管理会社や施工会社へ確認してください。

場所別|視線を切る方法

設置を考えている場所から逆引きできるよう、視線の入り方と対策の順番をまとめました。

場所 視線の入り方 最初の対策 次の選択肢
自席の正面 向かいの人と座ったまま目線が合う 席を少しずらす/モニター位置の調整 卓上パネル
自席の横 隣席から手元や画面が見える 卓上パネルを側面に ローパーテーション
自席の背後 後ろを通る人から画面・書類が見える 席の向きを変え、背中を壁側へ 背面に高めの自立式
通路沿い 立って通る人の視線が繰り返し入る 通路側に収納や棚を置いて緩衝にする 通路に沿って自立式を連結
来客・受付側 待っている来客から執務エリアが見える 待合の向きと来客の立ち位置を変える 自立式で境界/固定間仕切り
集中席 周囲の動きが視界に入る 往来の少ない位置へ移す 側面・背面を区切る
会議・打合せ周辺 打合せの様子が執務席から見える、またはその逆 打合せスペースの向きを執務と反対へ 自立式で区切る/会議室化

集中席そのものの作り方はオフィスに集中スペースを作る方法、フロア全体の用途配置はオフィスのゾーニングとは?、パーテーションの具体的な置き方は吸音パーテーションの効果的な置き方で解説しています。

卓上・ロー・自立式・固定間仕切りをどう使い分ける?

方法の違いは優劣ではなく、遮る範囲と、あとから変えられるかどうかです。視線の問題だけであれば、個室ブースのように四方を囲う方法まで必要になることは多くありません。

方法 遮る範囲 見通し 変更しやすさ 向く状況 注意点
卓上 机上の正面・側面 ほぼ残る 高い 座った同士の目線、手元 立った人の視線には届きにくい
ローパーテーション 座位周辺の視線 製品高さによっては上部の見通しが残る 高い 側面の区切り、エリアの目印 通路からの視線は残る
自立式(高め) 座位より高い範囲まで(製品寸法による) 遮った側は見えにくい 比較的高い 背後・通路・来客側 床面積と採光・空調への影響
家具・収納 家具の高さまで 家具による 中程度 通路沿いの緩衝、収納も兼ねたい 転倒対策、移動の手間
固定間仕切り 区画全体 仕様による 低い 受付と執務の分離、機密区画 工事・契約条件の確認が必要

※順位付けではありません。製品ごとの寸法・構造は各商品ページの公式仕様をご確認ください。

来客から執務スペースを見せたくない場合

パーテーションを置く前に、来客が通る場所と立ち止まる場所から、執務席・画面・書類が直接見えるかを確認します。目隠しの位置は、来客の目線の起点が決まってから決めるほうが、枚数も高さも最小限で済みます。

確認する順番は次のとおりです。

  1. 受付・待合で来客がどちらを向いて立つか、座るか
  2. 会議室や応接へ向かう来客が、どこを通るか
  3. その視線の先に、画面や書類が向いた執務席があるか
  4. 待合の向きや来客の経路を変えるだけで外せないか
  5. 外せない部分にだけ境界を設ける。固定が必要なら施工を検討する

目隠しは、見えにくくするための手段の一つです。パーテーションを置くだけで情報管理ができるわけではありません。来客の立ち入り範囲、書類の保管、画面ロックといった運用と組み合わせて考えてください。

来客の動線や、受付・打合せを入口側にまとめる考え方はオフィスのゾーニングとは?で詳しく整理しています。

視線対策でやりすぎやすいこと

視線対策では、対策量だけでなく「方向がずれている」「必要以上に範囲を広げている」ことにも注意が必要です。

やりがちな対策 なぜ過不足か どう考え直すか
全席を高いパーテーションで囲う 視線以外に見通し・採光・声かけも遮る 気になっている席と方向に絞る
正面だけ遮り、背後の通路は放置 画面が見られているのは背後からのことが多い 方向を全部書き出してから優先順位を付ける
PC画面の問題を高さだけで解決しようとする 立った人の視線は上から入り、高さを上げ続けることになる 画面の向きを先に変える
来客動線は変えずに目隠しを追加 来客がどこまで入るかが決まらないため、遮る範囲が広がる 来客の経路と滞在位置を先に決める
区切りすぎて連携しにくくなった 声をかけるために回り込む必要が生じる 連携する席同士の間は低く、または開けておく
採光・空調・避難経路を確認せずに設置 設置後に暗さや気流、動線の問題が出る 置く前に周辺の設備と通路を確認する

自社の視線対策を決める4ステップ

ここまでの考え方を、実際に進める順番にまとめます。STEP3で解決した視線は、STEP4に持ち越しません。

1 方向

視線がどこから入るか

正面・横・背後・通路・来客側を席ごとに書き出す

2 対象

何を見られたくないか

顔・作業・画面・書類・エリア全体のどれかを決める

3 配置

向きと配置で外せるか

席・モニター・待合の向きを変えて、残る視線を確認する

4 境界

必要な方向と範囲だけ区切る

残った視線の姿勢と範囲から、方法と高さを選ぶ

STEP4で「機密性がある」「固定した区画にしたい」となった場合は、製品での目隠しに加えて施工による区画も比較します。

視線と音の両方が気になるならEasyWallという選択肢

背後や通路側からの視線に加えて、周囲の話し声も気になっている場合の候補が、自社オリジナル製品の吸音パーテーション「EasyWall(イージーウォール)」です。視線だけが課題であれば、卓上やローパーテーションで足りることも少なくありません。

視線対策に関係する特徴は次のとおりです。

  • 高さを選べる/W900×H1500とW900×H1800の展開があります。どちらが合うかは、切りたい視線の姿勢と範囲で判断します
  • 工事不要の自立式/床や壁への固定工事を伴わずに設置できます
  • 連結して遮る長さを調整できる/2連・3連のセットと追加パネルがあり、通路沿いなど長い範囲にも合わせられます
  • 配置を変えやすい/席替えやレイアウト変更に合わせて位置を移せます
  • 吸音パーテーション/視線を遮る面そのものが、室内に響く音を吸収する素材でできています。音を遮断する遮音とは別の働きです

次の場合は、別の方法が適しています。

  • 座った同士の目線や手元だけが気になる場合(卓上パネル)
  • 側面を低く区切れば足りる場合(ローパーテーション)
  • 高い遮音性、固定区画、機密性が要件の場合(施工による区画)

価格・在庫・カラー展開は変更される場合があるため、最新情報は各商品ページでご確認ください。

必要な方向だけ、工事なしで目隠しする

卓上・ロー・自立式の吸音パーテーションを、遮りたい範囲に合わせて選べます。

固定した目隠し・区画が必要なら施工も検討

目隠しを常設し、位置を動かす予定がないなら、間仕切り施工で区画として作るほうが整理しやすくなります。次のようなケースが該当します。

  • 受付・待合と執務エリアを固定して分けたい
  • 来客専用の区画や応接室を設けたい
  • 機密性のある書類や画面を扱う区画を独立させたい
  • 会議室を新設し、打合せの様子を執務席から切り離したい
  • レイアウトの大幅な変更に合わせて、区画から見直したい

施工による区画でも、完全に見えない状態や、情報漏えいを防げることを保証するものではありません。区画は情報管理の土台の一つであり、運用ルールとあわせて機能します。工事の可否や必要な手続きは物件ごとに異なるため、管理会社・ビルオーナーへの確認も前提になります。

パーテーションラボ通販サイトを運営するアイピック株式会社は、製品販売に加えてパーテーション施工・オフィス内装工事にも対応しています。どの方向の視線を、どの範囲で切りたいかを整理した状態でご相談いただくと、製品で足りるか施工が必要かの判断がスムーズです。

受付・来客区画・会議室の目隠しを相談する

気になる視線の方向と、見せたくないものをお知らせください。製品と施工の両面から検討します。

オフィスの視線対策に関するFAQ

Q.正面の人と目が合って気になります。どうすればよいですか?

まず席の位置を少しずらすか、モニターの位置を調整します。それでも気になる場合は、卓上パネルで座った同士の目線を切ります。正面の視線だけが課題なら、まず卓上タイプまでの対策で足りるかを確認します。

Q.背後が通路で落ち着きません。何から見直せばよいですか?

席の向きを変え、背中を壁側に向けられないかを最初に確認します。向きを変えられない場合は、背面に高めの自立式パーテーションを置くか、通路側に収納家具を配置して視線を和らげます。

Q.視線を遮るには何cmのパーテーションが必要ですか?

一律に決まる数値はなく、遮りたい視線が座った人のものか、立った人のものかで決めます。座った同士なら机上の区切りで足りることが多く、立って通る人の視線を切るには高めの区切りが必要です。製品の寸法は各商品ページの仕様で確認してください。

Q.高いパーテーションは圧迫感が出ませんか?

高さや囲う範囲によって、圧迫感の感じ方が変わることがあります。感じ方には個人差があるため、必要な方向・範囲に絞って検討し、使う本人の意見も確認しながら決めます。

Q.PC画面を見られたくない場合はどうすればよいですか?

画面が通路や来客側を向かない配置にすることを優先します。高さで防ごうとすると、立った人の視線を越えるために区切りを高くし続けることになります。向きを変えたうえで、残る方向だけ区切ります。

Q.来客から執務スペースを見えなくするには?

来客が立ち止まる位置と通る経路を先に決め、そこから見える範囲にだけ境界を設けます。受付と執務を常に分けておきたい場合は、固定間仕切りによる区画も検討します。

Q.視線と音を同時に対策できますか?

吸音パーテーションを使えば、視線を遮る面で室内に響く音を吸収することもできます。ただし吸音は音を遮断する遮音とは別の働きです。話し声の問題が中心の場合は、音の対策として別に検討してください。

まとめ

オフィスの視線対策は、どこから見られるかを特定し、何を見られたくないかを決め、席の向きで外せる視線を外し、残った方向と範囲だけを区切るという順番で進めます。高いパーテーションで囲うのは、この順番の最後に、必要な場所に限って行うものです。

配置変更で外せるか、移動できる目隠しが必要か、固定した区画まで必要か。この順で考えると、製品と施工のどちらを検討すべきか判断しやすくなります。

工事なしで目隠しする

EasyWallや卓上タイプなど、遮りたい範囲に合わせて選べます。

吸音パーテーションを見る

区画として分ける

受付と執務の分離、来客区画、会議室の新設をご相談ください。

施工・レイアウトを相談する

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