自社オリジナルの吸音製品やオフィス家具を卸販売価格でご提供!お見積もりは最短当日発行、施工を伴う場合は無料レイアウト作成いたします。

オフィスに集中スペースを作る方法|パーテーション・個室ブース・レイアウトを比較

オフィスに集中スペースを作る方法|パーテーション・個室ブース・レイアウトの比較 オフィス環境

「集中して作業できる場所がほしい」という相談は、必ずしも個室の話ではありません。周囲の視線が気になるのか、人の往来が多いのか、音が重なるのか、長時間こもりたいのか——条件が違えば、必要な空間のかたちも変わります。席の配置を変えるだけで足りることもあれば、囲われた場所や固定区画でなければ要件を満たせないこともあります。

本記事では、集中スペースの作り方をオープンな集中席から固定個室まで5段階に整理し、それぞれの違いを構造と運用の観点から比較します。判断の軸は最後まで同じで、音/視線/人の往来/必要な独立性/滞在時間/必要設備の6つです。

なお「囲えば囲うほど良い」わけではありません。必要以上に独立性を高めると、面積・費用・コミュニケーションの面で別の負担が生じます。読み終えたときに自社にはどのレベルの空間が必要かを判断できることを目的としています。

この記事でわかること

  • 集中スペース・集中席・集中ブースという言葉の使い分け
  • 作り方の選択肢(LEVEL1〜5)とその違い
  • パーテーション/個室ブース/固定個室の構造・運用上の比較
  • 作業内容から候補を逆引きする判断表
  • 複数条件を掛け合わせた選定マトリクスと簡易診断
  • 導入前に社内で確認すべきチェック項目

  1. オフィスの集中スペースとは?
  2. 集中スペースを作る前に確認したい5つの条件
  3. 集中スペースは5段階で考える
    1. LEVEL1|オープンな集中席
    2. LEVEL2|卓上・ローパーテーションで区切る
    3. LEVEL3|自立式パーテーションで集中エリアを作る
    4. LEVEL4|個室・集中ブースを設置する
    5. LEVEL5|固定個室・内装工事で作る
  4. 方法① レイアウトだけで集中席を作る
  5. 方法② 卓上・ローパーテーションで視線を区切る
  6. 方法③ 自立式パーテーションで集中エリアを作る
  7. 方法④ 個室・集中ブースを設置する
    1. 検討時に確認したい項目
  8. 方法⑤ 固定個室・内装工事で集中スペースを作る
  9. パーテーション・個室ブース・固定個室を比較
  10. 作業内容別|どの集中スペースが候補になるか
  11. 必要な独立性 × 音環境 × 視線 × 滞在時間 × 必要設備|選定マトリクス
  12. 自社に合う集中スペース簡易診断
  13. 集中スペースを作るときの注意点
    1. 動線・安全に関わる項目
    2. 環境・設備に関わる項目
    3. 運用に関わる項目
  14. 集中スペース計画チェックシート
  15. レイアウト変更に対応したいならEasyWallという選択肢
    1. 集中エリアづくりに関係する特徴
    2. EasyWallでは要件を満たしにくいケース
  16. 個室化・固定区画が必要なら施工も検討
  17. オフィスの集中スペースに関するよくある質問
  18. まとめ|必要な独立性から集中スペースを選ぼう

オフィスの集中スペースとは?

まず結論

集中スペースとは、一人で作業に取り組むために、周囲の音・視線・人の往来からある程度切り離された場所を指す一般的な呼び方です。法令や業界で統一された定義があるわけではなく、企業ごとに指すものが異なります。だからこそ、社内で検討する前に「自社では何を指すのか」を揃える必要があります。

実務でよく使われる呼び方は、おおむね次のように使い分けられています。ただしこれは慣用的な整理であり、公式な区分ではありません。

集中スペース

もっとも広い言い方。席単位からエリア単位、個室まで含めて使われます。「場所を作りたい」という段階の言葉。

集中席

席単位の考え方。既存の執務エリア内に、条件を整えた席を用意するイメージで使われることが多い言葉です。

集中ブース

囲われた形状の製品を指すことが多い言葉。ただし製品ごとに構造も想定用途も異なるため、名称だけで性能を判断できません。

「集中ブース」と「Web会議ブース」は同じ意味ではありません。黙々と作業する場所と、声を出す場所では求められる条件が違います。両方の用途に使えるかどうかは製品ごとの仕様によるため、名称や見た目で判断せず、各製品の公式仕様を確認してください。

また、集中スペースを設けたからといって、作業効率や集中力が一律に改善するとは言えません。集中しやすさには個人差があり、業務内容や体調、時間帯にも左右されます。本記事では効果を断定せず、「どのような条件の空間を用意できるか」という観点で選択肢を整理します。

集中スペースを作る前に確認したい5つの条件

まず結論

「静かな場所がほしい」という要望を、作業内容・利用時間・音・視線と人の往来・必要設備の5点に分解すると、必要な空間タイプが絞り込めます。音だけを理由に判断しないことが、過不足のない選択につながります。

CHECK 01

作業内容

資料作成、企画立案、確認作業、数値チェックなど。扱う情報に機密性があるかどうかもここで確認します。

CHECK 02

利用時間・利用人数

短時間で入れ替わるのか、半日単位でこもるのか。同時に何人が使う想定かによって、必要な数と形が変わります。

CHECK 03

周囲の音

特定の音源があるのか、空間全体が重なって聞こえるのか。音の切り分けは騒音対策ガイドで整理しています。

CHECK 04

視線・人の往来

背後を人が通る、正面に人がいる、通路や出入口に面している。音とは別に、集中スペースの要望につながりやすい条件です。

CHECK 05

必要設備・連携

電源、ネットワーク、照明、モニター、資料を広げる面。加えて、同僚とのやり取りをどこまで残す必要があるかも判断材料です。

この5点に「必要な独立性」を加えた6つが、本記事を通しての判断軸です。なお、Web会議や電話をする場所は、黙って作業する場所とは条件が異なります。本記事は一人で集中作業を行う空間を主題とし、通話音そのものへの対策はオフィスで電話の声がうるさいときの対策で扱っています。

集中スペースは5段階で考える

まず結論

集中スペースの作り方は、席の配置だけで整えるものから、固定個室を設けるものまで5段階に整理できます。数字が大きいほど優れているという意味ではありません。独立性の程度、柔軟性、必要なスペース、工事の要否が違うだけで、どれが適切かは条件によって変わります。

図解|区切られる範囲のイメージ(概念図)

LEVEL 1

席のみ

区切りなし

LEVEL 2

机上まわり

1面を低く区切る

LEVEL 3

席・エリア


複数面を立てて区切る

LEVEL 4

囲われた形



製品として囲う

LEVEL 5

固定区画


施工で区画する

※区切られる範囲の考え方を示した概念図です。施工図・レイアウト設計図ではなく、寸法・面積・人数を表すものでもありません。実際の計画は物件条件・動線・設備・関係法令等をご確認ください。

LEVEL1|オープンな集中席

向く状況:視線や人の往来が主な要因で、音は大きな問題になっていない場合。まず費用をかけずに試したい場合。

特徴:既存の席や空きスペースを使い、位置と向きを変えるだけで成立します。必要な独立性は【低い】。

注意点:区切りがないため、周囲の状況が変わると、集中席としての条件も変化する可能性があります。

柔軟性:高い。運用の変更だけで元に戻せます。

LEVEL2|卓上・ローパーテーションで区切る

向く状況:正面や斜め前の視線を切りたい、席まわりだけを整えたい場合。床面に余裕がない場合。

特徴:机上または低い高さで区切ります。必要な独立性は【低い〜中程度】。

注意点:吸音性の有無は製品によって異なります。視線を遮ることと、音への働きは別の話として確認が必要です。

柔軟性:高い。席替えやレイアウト変更に追随しやすい形です。

LEVEL3|自立式パーテーションで集中エリアを作る

向く状況:1席では足りず、複数席や一角をまとめて区切りたい場合。工事は避けたい場合。

特徴:床に自立させて面を作ります。枚数や連結で区切る範囲を調整できます。必要な独立性は【中程度】。

注意点:床面積と通路を消費します。天井まで塞ぐものではないため、囲われた個室と同じ条件にはなりません。

柔軟性:比較的高い。配置換えや撤去がしやすい形です。

LEVEL4|個室・集中ブースを設置する

向く状況:囲われた場所が要件になっている場合や、周囲からより独立した環境が必要な場合。利用時間については、製品仕様や設備条件を確認します。

特徴:製品として囲われた形状を持ちます。必要な独立性は【高い】。

注意点:構造・想定用途・付帯設備は製品ごとに大きく異なります。設置スペースに加え、搬入経路や設置後の移動のしやすさも確認対象です。

柔軟性:製品による。設置後に動かしにくいものもあります。

LEVEL5|固定個室・内装工事で作る

向く状況:固定した区画が必要、継続的に同じ用途で使う、会議室と兼用したい、機密性が要件に含まれる場合。

特徴:間仕切り施工や内装工事で空間そのものを区切ります。必要な独立性は【高い】。

注意点:物件条件・契約条件・設備条件の確認が前提です。施工しても「完全防音」を保証できるものではありません。

柔軟性:低い。変更には再度の工事が必要になります。

方法① レイアウトだけで集中席を作る

まず結論

費用をかけずに着手できるのがレイアウトの調整です。要点は「静かな席を探す」ことではなく、人の往来と視線が少ない位置に、集中作業の席を寄せることにあります。

確認するのは次の関係です。

  • 通路・出入口との関係/背後を頻繁に人が通る位置は、音より視線と気配が要因になりやすい
  • 電話・打合せが多い席との関係/発話が発生しやすい席とは面を分ける
  • 複合機など人が集まる場所との関係/稼働音だけでなく、その場での会話も含めて考える
  • 業務連携との関係/離しすぎると確認や受け渡しの手間が増え、別の負担が生じる

注意:「何メートル離せばよい」という一律の基準はありません。発話量・室内の仕上げ・家具の配置・空調の状況によって体感は変わります。席の並べ方そのものを見直す場合は、オフィスデスクの基本レイアウト5種類も判断材料になります。

方法② 卓上・ローパーテーションで視線を区切る

まず結論

視線と人の往来が主な要因であれば、机上や低い高さの区切りで条件が変わることがあります。床面を新たに占有しないため、面積に余裕がないオフィスでも導入しやすい方法です。

選択肢は大きく2つです。

卓上・デスクパーテーション

デスク上に設置するタイプ。視線の遮りを主目的とする製品と、吸音性を備えた製品があります。吸音デスクパーテーションデスク・卓上パーテーション

ローパーテーション

床に置く低めのタイプ。座位の視線を区切りつつ、フロア全体の見通しは残したい場合に使われます。ローパーテーション

視線と音は分けて考える

視線を遮ることと、音に働きかけることは別です。吸音性の有無や程度は製品ごとに異なるため、製品ページの仕様を確認してください。また、視線を区切れば集中しやすくなると一律には言えません。人によって、囲われた状態を落ち着かないと感じる場合もあります。

方法③ 自立式パーテーションで集中エリアを作る

まず結論

席単位では足りず、一角をまとめて区切りたい場合の選択肢です。工事を伴わない自立式であれば、固定間仕切りと比較して配置を見直しやすい製品もあります。製品ごとのサイズ・重量・連結方法等を確認しながら検討します。

使い方は主に3通りです。

  • 1席を対象にする/特定の席の背面や側面を区切る
  • 複数席をまとめる/集中作業の席を寄せたうえで、その周囲を区切る
  • エリアの境界を作る/執務エリアと打合せエリアの間など、性格の違う場所の間に面を立てる

どの位置にどう向けて置くかは配置設計の論点です。詳しくは吸音パーテーションの効果的な置き方、高さ・サイズ・素材の選び方は吸音パーテーションの選び方、高さの種類は事務所に設置するパーテーションの高さの種類で解説しています。

自立式は天井まで塞ぐものではありません。囲われた個室と同じ条件にはならないため、機密性や高い独立性が要件に含まれる場合は、LEVEL4以降で検討します。

方法④ 個室・集中ブースを設置する

まず結論

囲われた場所そのものが要件になっている場合の選択肢です。ただし「ブース=完全防音」ではありません。構造・想定用途・付帯設備は製品ごとに異なるため、名称ではなく仕様で判断します。

検討時に確認したい項目

  • 想定されている用途(黙って作業する用途か、発話を伴う用途か)
  • 換気・電源・照明・ネットワークなど付帯設備の有無と、現地での接続方法
  • 設置に必要なスペースと、扉やパネルの開閉に要する範囲
  • 搬入経路(エレベーター、扉幅、曲がり角)と設置作業の条件
  • 設置後に移動できるか、レイアウト変更に追随できるか
  • 建物側の条件(消防設備・空調・照明との関係、契約上の可否)

集中用途と通話用途を分けて考える

黙々と作業する場所と、Web会議や電話で声を出す場所では、求められる条件が異なります。同じ製品で両方を賄えるかどうかは公式仕様によります。取り扱い状況や仕様は変わるため、個室・集中ブースおよび個別ブース・キャレルデスクの各商品ページで最新の内容をご確認ください。要件に合う製品が見つからない場合は、施工も含めて相談したほうが早く整理できます。

方法⑤ 固定個室・内装工事で集中スペースを作る

まず結論

固定した区画として継続的に使う場合は、間仕切り施工や内装工事が検討範囲になります。製品を追加して対応する方法だけでなく、最初から空間として設計する方法も比較対象になります。

次の条件が含まれる場合は、施工を前提に比較したほうが判断が早くなります。

  • 固定した部屋として区画したい(可動では要件を満たさない)
  • 会議室や打合せ室と兼用したい
  • 長時間・継続的に同じ用途で使う
  • 扱う情報の機密性が高い
  • 増床・移転・大幅なレイアウト変更を予定している

施工を行っても「完全防音」「確実な遮音」を保証できるものではありません。到達できる状態は、建物の構造・仕様・条件によって変わります。また、施工の可否や必要な手続きは現場ごとに異なるため、管理会社・ビルオーナーおよび施工会社への確認が前提になります。

パーテーション・個室ブース・固定個室を比較

まず結論

主要な3方式は、性能の優劣ではなく構造と運用の性質が違います。どこまで区切れるか、あとから変えられるか、どれだけのスペースと手続きが必要か——この3点で比較すると、自社の条件に合うものが見えてきます。

比較項目 パーテーション(自立式) 個室・集中ブース 固定個室(施工)
対応できる独立性 中程度。面で区切るが天井までは塞がない 高い。囲われた形状。程度は製品による 高い。空間として区画する
レイアウト変更 追随しやすい。移動・撤去が比較的容易 製品による。設置後は動かしにくいものもある 変更には再度の工事が必要
工事の要否 不要(自立式の場合) 製品による。設置作業・設備接続を要する場合がある 必要。物件・契約条件の確認が前提
必要なスペース 面を立てる分の床面積と通路 設置面積+開閉・出入りの範囲+搬入経路 区画分の面積。周辺動線の再検討も伴う
向く用途 エリアを区切る、席をまとめる、試しながら調整する 囲われた場所が必要、長時間利用、個人単位の利用 固定区画、兼用、機密性、継続運用
主な注意点 通路・圧迫感・採光への影響。個室と同じ条件にはならない 仕様差が大きい。換気・電源・設置条件を要確認 工期・費用・原状回復。完全防音は保証できない
設備の持ち込み 既存の席の設備をそのまま使うことが多い 製品側の仕様と、現地の電源位置に依存 設計段階で電源・照明・空調を計画できる

※スマートフォンでは表を横方向にスクロールできます。順位付けや点数評価は行っていません。個々の製品仕様は各商品ページをご確認ください。

作業内容別|どの集中スペースが候補になるか

まず結論

「そこで何をするのか」から逆引きすると、候補が絞れます。以下は絶対的な基準ではなく、検討の出発点を決めるための対応表です。

作業内容 必要な独立性 候補となる作り方 補足
短時間のPC作業 低い LEVEL1〜2(席配置/卓上・ロー) 入れ替わりが多いなら共用席の運用で足りる場合も
資料作成・企画 低い〜中程度 LEVEL2〜3(卓上・ロー/自立式) 資料を広げる面や、モニターの有無も確認
長時間の集中作業 中程度〜高い LEVEL3、または長時間利用に適した仕様を確認できるLEVEL4(自立式/個室・集中ブース) 滞在時間が長いほど、照明・空調・換気の条件が効いてくる
電話対応 中程度〜高い 集中席とは分けて計画 発話側の対策は電話の声の対策を参照
Web会議 中程度〜高い 集中席とは別枠。会議室の転用または専用の場所 声を出す用途のため、集中席と同じ場所にしない
機密性を伴う業務 高い LEVEL4〜5(ブース/固定個室・施工) 画面の視線対策と、会話の扱いを分けて整理
複数人での集中作業 中程度 LEVEL3(自立式でエリアを区切る)/LEVEL5 個人用ブースを人数分そろえる前に、エリア化を検討

必要な独立性 × 音環境 × 視線 × 滞在時間 × 必要設備|選定マトリクス

まず結論

単一の条件では候補は決まりません。条件の組み合わせによって答えが変わることを確認するための表です。同じ「音が気になる」でも、滞在時間や必要設備が違えば適した空間タイプは変わります。

必要な独立性 音環境 視線・人の往来 滞在時間 必要設備 候補
低い 大きな問題なし 往来が気になる 短時間 既存席と同じ LEVEL1|席配置の見直し
低い 周囲の話し声が断続的 正面の視線が気になる 短時間 既存席と同じ LEVEL2|卓上・ローパーテーション
中程度 特定エリアの音が届く 通路に面している 数時間 電源・ネットワーク LEVEL3|自立式でエリアを区切る
中程度 空間全体が響いて感じる 特に問題なし 数時間 既存席と同じ 区切りより吸音材で面を整える
高い 常時にぎやか 背後・側面とも往来あり 半日以上 電源・照明・換気 LEVEL4|個室・集中ブース
高い 会話を聞かせたくない 画面も見せたくない 継続的 設計段階から計画したい LEVEL5|固定個室・施工
高い 常時にぎやか 往来あり 短時間・交代制 電源のみ LEVEL3〜4。利用ルールとセットで検討

※条件の掛け合わせ例であり、すべての状況を網羅するものではありません。同じ行の条件でも、物件条件や業務内容によって適した方法は変わります。

自社に合う集中スペース簡易診断

まず結論

ここまでの内容を踏まえ、7問で候補を整理します。特定の製品に行き着くための診断ではありません。回答によっては、購入せず運用で対応する、あるいは最初から施工を検討する、という結論になります。

Q1.利用は短時間ですか?

短時間・交代制 → Q2へ/半日以上こもる → 照明・換気・電源を含めて検討したうえでQ5へ

Q2.主な要因は視線や人の往来ですか?

そうである → Q3へ/音のほうが大きい → Q3で音の性質を確認

Q3.音は特定の場所から届いていますか?

特定できる → その境界を区切る方向でQ4へ/空間全体が響く → 面の吸音を先に検討

Q4.その場所で電話やWeb会議をしますか?

する → 集中席とは別に計画(声を出す場所として要件が変わる)/しない → Q5へ

Q5.囲われた環境や機密性が要件に含まれますか?

含まれる → LEVEL4〜5を軸に検討/含まれない → Q6へ

Q6.今後レイアウトを変える可能性がありますか?

ある → 移動・撤去しやすい方法(LEVEL1〜3)を優先/当面ない → Q7へ

Q7.工事は可能ですか?(賃貸条件・原状回復等)

可能 → 固定間仕切り・内装工事も含めて比較/不可 → 工事を伴わない方法の範囲で要件を満たせるかを確認

診断の結果 次に確認する先
運用・席配置で対応できそう デスクレイアウトの基本
卓上・ローで足りそう 吸音デスクパーテーションローパーテーション
エリアとして区切りたい 吸音パーテーション置き方の解説
空間全体の響きが課題 吸音材・パネル
囲われた場所が必要 個室・集中ブース個別ブース・キャレルデスク
固定区画・機密性が要件 施工・レイアウトの相談窓口

集中スペースを作るときの注意点

まず結論

集中スペースは、作った時点では条件を満たしていても、運用と周辺環境で結果が変わります。物理的な条件と、使い方のルールの両方を確認してください。

動線・安全に関わる項目

  • 通路の通行しやすさ、すれ違いの可否
  • 出入口・扉の開閉との干渉
  • 避難経路・避難時の動線をふさがないか
  • 設置物の安定性、転倒対策の要否
  • 消火設備・警報設備・非常照明などの機能を妨げないか

環境・設備に関わる項目

  • 圧迫感・閉塞感(囲う面が増えるほど影響が大きい)
  • 採光・照明の届き方、手元の明るさ
  • 空調の気流、温度のムラ、換気の状況
  • 電源・ネットワークの位置と、配線の取り回し
  • 将来のレイアウト変更・増員への対応しやすさ

運用に関わる項目

  • 予約制にするか、空いていれば使える形にするか
  • 利用時間の上限を設けるか
  • 通話利用を認めるかどうか(集中用途と混ざりやすい点)
  • 誰でも使えるのか、特定の業務に限るのか

消防・建築・設備に関する取り扱いは、建物の用途・構造・規模・契約条件によって異なります。本記事で個別の適合可否を判断することはできません。計画が固まる前に、管理会社・ビルオーナー、および施工会社や関係機関にご確認ください。

集中スペース計画チェックシート

まず結論

導入を社内で検討する段階での、確認漏れ防止用のリストです。製品を選ぶためのものではなく、要件を言語化し、関係者と共有するために使います。販売店や施工会社への相談時の情報整理にもそのまま使えます。

使い方の要件

  • □ そこで行う作業内容を具体的に書き出した
  • □ 1回あたりの利用時間の想定を決めた
  • □ 同時に使う人数と、1日の延べ利用人数を見積もった
  • □ 電話・Web会議で使うかどうかを決めた
  • □ 扱う情報の機密性の有無を確認した

環境の条件

  • □ 気になっている音の性質(特定音源か、全体の響きか)を確認した
  • □ 視線・人通りの状況を確認した
  • □ 必要な設備(電源・ネットワーク・照明・モニター等)を洗い出した
  • □ 空調・換気の状況を確認した

設置と運用の条件

  • □ 設置できるスペースと、その周囲の余地を確認した
  • □ 通路・出入口・避難動線への影響を確認した
  • □ 搬入経路(扉幅・エレベーター等)を確認した
  • □ 今後のレイアウト変更の可能性を確認した
  • □ 必要な独立性の程度(低い/中程度/高い)を関係者で合意した
  • □ 工事の可否・賃貸条件・原状回復の条件を確認した
  • □ 利用ルール(予約、時間、用途)の方針を決めた

レイアウト変更に対応したいならEasyWallという選択肢

まず結論

LEVEL3(自立式でエリアを区切る)に該当し、かつあとから配置を変えたい場合の選択肢が、自社オリジナル製品の吸音パーテーション「EasyWall(イージーウォール)」です。すべてのケースに適しているわけではありません。

集中エリアづくりに関係する特徴

  • 工事不要の自立式/床や壁への固定工事を伴わずに設置できます
  • 連結して使う構成/2連・3連のセットと追加パネルがあり、区切りたい範囲に応じて枚数を足せます
  • 配置変更に対応しやすい/席替えや人数の増減に合わせて位置を変えられます
  • サイズ展開/W900×H1500とW900×H1800があり、必要な高さを選べます

EasyWallでは要件を満たしにくいケース

  • 机上の対策で足りる場合(卓上タイプのほうが省スペース)
  • 空間全体の響きが課題の場合(面の吸音=吸音材の検討範囲)
  • 囲われた個室としての環境が必要な場合(個室・集中ブースの検討範囲)
  • 固定区画・高い遮音性・機密性が要件の場合(施工の検討範囲)
  • 自立させる床面積が確保できない場合

価格・在庫・カラー展開は変更される場合があるため、最新情報は各商品ページでご確認ください。

工事不要で、集中できる場所をつくる

自立式の吸音パーテーション、卓上タイプ、吸音材を用途別にご覧いただけます。

個室化・固定区画が必要なら施工も検討

まず結論

製品と施工は優劣ではなく、要件の違いです。固定した個室、会議室との兼用、高い独立性、大幅なレイアウト変更が前提であれば、製品を積み増すより空間から設計したほうが結果的に早く整理できます。

パーテーションラボ通販サイトの運営元であるアイピック株式会社は、年間5,000件・累計120,000件の納入実績を持つパーテーションの専門メーカーです(すべてが集中スペースや防音を目的とした施工ではありません)。製品の販売だけでなく、パーテーション施工・オフィス内装工事にも対応しているため、「製品で足りるのか、区画として作るべきか」という段階からご相談いただけます。公式サービスサイトでは、オフィスの新設・移転・リニューアル等を検討する方向けに、無料のオフィスレイアウト(図面)作成サービスを案内しており、標準案内では最短3営業日としています。

製品で足りるか、区画として作るか。まず相談する

用途・利用人数・スペース・工事条件をお伝えいただければ、製品と施工の両面から検討できます。

オフィスの集中スペースに関するよくある質問

Q.集中スペースは何席くらい用意すべきですか?

一律の目安はありません。判断材料になるのは、対象となる業務の頻度、1回あたりの利用時間、同時に使いたい人数です。既存の利用実態を確認し、必要数を見積もったうえで、導入後の利用状況も確認します。

Q.パーテーションだけで集中スペースは作れますか?

視線や人の往来を区切る、エリアの性格を分ける、といった目的であれば選択肢になります。ただし自立式は天井まで塞ぐものではないため、囲われた個室と同じ環境にはなりません。機密性や高い独立性が要件なら別の方法を検討します。

Q.パーテーションと個室ブースの違いは何ですか?

面で区切るか、囲われた形状として成立しているかの違いです。あわせて、レイアウト変更への追随しやすさ、必要なスペース、設備の扱いも変わります。詳しくは本記事の比較表をご覧ください。

Q.集中スペースをWeb会議にも使えますか?

黙って作業する場所と、声を出す場所では条件が異なります。兼用できるかどうかは製品の仕様と運用ルール次第です。兼用する場合は、利用ルールで用途と時間帯を整理しておくと混乱が起きにくくなります。

Q.狭いオフィスでも集中スペースは作れますか?

面積だけでは決まりません。通路・出入口・避難動線を確保したうえで置ける面があるかが判断基準です。床面に余裕がない場合は、卓上での区切りや席配置の見直しも候補になります。

Q.完全に音を遮断できる集中スペースは作れますか?

製品の設置でも施工でも、「完全防音」を保証することはできません。到達できる状態は建物の構造・仕様・条件によって変わります。目標を「会話の内容が判別しにくい」など具体的な状態に置き換えて検討することをおすすめします。

Q.工事が必要になるのはどんなケースですか?

固定した区画として使いたい、会議室と兼用したい、高い独立性や機密性が要件に含まれる、増床や移転を予定している——これらが当てはまる場合は、施工を前提に比較したほうが判断が早くなります。

Q.集中スペースを作れば業務効率は上がりますか?

効果を一律に断定することはできません。集中しやすさには個人差があり、業務内容や運用ルールにも左右されます。用意できるのは「条件を整えた場所」であり、その場所が機能するかどうかは使い方とセットで決まります。

まとめ|必要な独立性から集中スペースを選ぼう

集中スペースの検討は、「個室を作るかどうか」から始めると選択肢が狭くなります。まず、音・視線・人の往来・必要な独立性・滞在時間・必要設備という6つの条件を整理し、そのうえで席配置から固定個室までの5段階のどこに該当するかを見ていく——この順番であれば、過不足のない判断がしやすくなります。

囲う面を増やすほど独立性は上がりますが、同時に面積・費用・コミュニケーションへの影響も大きくなります。大切なのは高い独立性を選ぶことではなく、業務内容に対して必要十分な独立性を選ぶことです。工事不要の製品と施工のどちらが優れているかではなく、自社の要件がどちらに当たるかで判断してください。

工事不要で作る

パーテーション、卓上タイプ、吸音材、ブース関連を用途別にご覧いただけます。

吸音・防音用品を見る

空間から設計する

固定個室・区画の新設・レイアウト変更・内装工事はご相談ください。

施工・レイアウトを相談する

タイトルとURLをコピーしました