アクリルパーテーションを選ぶ際は、まず用途に合わせて色・サイズ・設置方式を絞ります。見通しと対面での会話を優先するなら透明、視線をやわらげたいなら半透明。当店で売れ筋のグレー系スモーク色は、商品ページでは「半透明」と表記しています。あとは置く場所の幅と、卓上に置くか床から立てるかを決めれば候補は絞り込めます。
アクリルパーテーションとは?何に向き、何に向かないか
アクリルパーテーションは、透明または半透明の樹脂板をスタンドやフレームで自立させる間仕切りです。設置工事が不要で、必要な場所に置くだけで使えます。受付カウンター、レジ前、窓口、デスクの対面など、相手の顔や手元が見える状態を保ちながら空間を区切りたい場所に向きます。
一方で、向かない用途もはっきりしています。板1枚で音を止めることはできないため、騒音対策や遮音を主目的に選ぶ製品ではありません。話し声や反響が課題なら、吸音材や吸音パーテーションなど別のカテゴリーが適します。完全に視線を遮りたい場合も、透過性のある素材である以上は限界があります。
用途の整理
向くのは「見通しを保ちつつ区切る」用途です。音を抑えたい場合はオフィスの騒音対策、視線そのものを課題として整理したい場合はオフィスで人の視線が気になるときの対策をご覧ください。
透明・半透明・スモークの違いと選び分け
当店の色表記は「透明」と「半透明」の2種類です。グレー系スモーク色は「半透明」の名称で販売しています。 透明・半透明の違いは、実際の透け方や設置場所を基準に選んでください。
透明
向こう側がはっきり見える。表情や手元が確認しやすく、明るさを損ないにくい。
半透明(スモークタイプ)
人の輪郭や動きは分かるが、細部はぼやける。視線をやわらげたい場所向け。
| 比較項目 | 透明 | 半透明(スモークタイプ) |
|---|---|---|
| 見え方 | 相手の表情・手元がはっきり見える | 輪郭や動きは分かるが細部はぼやける |
| 明るさ | 光を通しやすく圧迫感が出にくい | 透明より落ち着いた印象になる |
| 背景の見え方 | 背後の書類・PC画面も見える | 背後の情報が読み取りにくくなる |
| 向く場所 | 受付、レジ、窓口、商談など接客の場 | 執務席まわり、相談窓口、休憩席の区切り |
| 注意点 | 視線を遮る効果は期待しにくい | 完全な目隠しにはならない |
迷ったときの目安は単純です。相手の顔を見て話す場所は透明、作業者側の情報や視線をやわらげたい場所は半透明。接客カウンターでも、手元の書類を見られたくない事情があれば半透明が候補になります。
グレー系スモーク色(商品名:半透明)をサイズから選ぶ
※W600・W900は商品名と仕様欄の寸法表記に不一致があるため、注文前にご確認ください。
用途別に選ぶ|受付・レジ・窓口・デスク・商談
| 設置場所 | 第一候補 | 例外・補足 |
|---|---|---|
| 受付カウンター | 透明・幅広タイプ | 来客対応の書類を見せたくない場合は半透明も |
| レジ前 | 透明・フレーム付の大きめ | 金銭や商品の受け渡し動線を必ず確保する |
| 窓口・相談ブース | 半透明 | 本人確認が必要な窓口は透明が適することも |
| 執務デスクの対面 | 半透明・W400〜600 | 声が課題なら吸音タイプを別途検討 |
| 商談テーブル | 透明・幅広 | 資料を広げる場合は奥行の余白を確認 |
| 通路・エリアの境界 | 床置きフレーム付 | 占有面積と避難動線を事前に確認 |
デスク上の視線対策なら卓上タイプで足りる場合があります。一方、通路と執務エリアを分けたい場合は、床置きタイプを検討します。工事なしでフロアを仕切る方法全般は工事不要でオフィスを仕切る方法で整理しています。
サイズの選び方|幅と高さの決め方
サイズは、設置面の幅と座ったときの目線をどこまで覆うかから逆算します。幅はカウンターやデスクの有効幅に収まることが前提で、複数枚を並べる場合は継ぎ目の位置も考えます。
高さは卓上なら机上面からの高さです。座位・立位のどちらの視線を意識するかに加え、実際のカウンター高さや相手との距離を確認してください。商品ごとの寸法と設置方式を見比べ、必要な範囲を覆えるものを選びます。
確認しておきたい3点
- 設置面の有効幅(配線口やモニター台を除いた実寸)
- 書類や商品の受け渡しに必要な開口
- 座位と立位、どちらの目線を基準にするか
設置方式と安定性|卓上スタンド・フレーム付・床置き
| 方式 | 特徴 | 確認したいこと |
|---|---|---|
| 卓上スタンド | 丸型スタンドで机上に置く。移動が容易 | スタンドの設置奥行(約7cm)を机上で確保できるか |
| 卓上フレーム付 | 枠付きで大判サイズに対応 | 重量と設置面の強度、ぶつかりやすい位置でないか |
| 床置きフレーム付 | 床から立てる。エリアの境界づくりに向く | 脚部の占有面積、転倒防止、避難動線を塞がないか |
工事不要と安全確認は別の話
設置に工事が不要であっても、人の往来が多い場所では接触や転倒の可能性を考える必要があります。特に床置きタイプは、通路幅・出入口・避難経路を妨げない配置かを設置前に確認してください。
材質の見分け方|商品名と板材は一致しないことがある
「アクリルパーテーション」は市場で定着した商品カテゴリー名ですが、実際に使われている板材が常にアクリルとは限りません。当店の卓上タイプでも、仕様欄に「メタアクリル」と記載された商品がある一方、商品説明では再生PET材を使用している旨と、材料の入荷状況によって板材がアクリル等になる場合がある旨が併記されています。
材質を指定して購入する場合は、商品名だけで判断せず、販売店に現行ロットの板材を確認してください。商品ページにPET材とアクリル系材質の表記が併存する製品があるためです。耐薬品性や清掃方法も材質ごとに確認が必要です。
パーテーションの素材全般の違いは、ローパーテーションの素材を解説した記事も参考にしてください。
パーテーションラボの実商品を比較
用途・色・設置方式が異なる代表的な6商品を比較しました。価格は元原稿に記載された2026年10月19日時点の税込表示です。最新の価格・在庫・納期は商品ページで確認してください。半透明W600・W900の寸法は商品名と仕様欄に不一致が報告されているため、購入前の確認が必要です。
| 商品名/商品番号 | 色 | サイズ | 設置方式 | 価格(税込) | 第一候補の用途 |
|---|---|---|---|---|---|
| アクリルパーテーション W400 H600 透明 ipic_ac4060 |
透明 | W400×H600 | 卓上スタンド | ¥5,940 | 個人デスク、小さな窓口 |
| IPIC アクリルパーテーション W600 H600 透明 gd319 |
透明 | W600×H600 | 卓上スタンド | ¥8,800 | 受付、レジ前の定番幅 |
| アクリルパーテーション W400 H600 半透明 ipic_acs4060 |
半透明 | W400×H600 | 卓上スタンド | ¥7,979 | 執務席、視線をやわらげたい場所 |
| アクリルパーテーション W900 H600 半透明 ipic_acs9060 |
半透明 | W900×H600 | 卓上スタンド | ¥11,900 | 相談窓口、幅広の対面席 |
| アクリルパーテーション W1200 H900 透明 フレーム付 ipic_ac12090 |
透明 | W1200×H900 | 卓上フレーム付 | ¥30,030 | レジ前、カウンターの大開口 |
| 床置きアクリルパーテーション W900 H1500 透明 フレーム付 0000030016 |
透明 | W900×H1500 | 床置きフレーム付 | ¥39,820 | 通路との境界、商談エリアの仕切り |
床置きタイプはW550 H1400からW1000 H2000まで10型を取り扱っています。設置幅と天井までの開放感のバランスで選んでください。
まとめ買いは割安か?セット品の1枚単価を検証
複数席にまとめて導入する場合、5枚・10枚セットが選択肢になります。ただしセットなら必ず1枚あたりが安くなるとは限りません。同じサイズの単品価格と比べると、サイズによって結果が分かれます。2026年10月19日時点の税込価格で計算した結果が次のとおりです。
| セット商品 | セット価格 | 1枚あたり | 同サイズ単品 | 差 |
|---|---|---|---|---|
| 5枚 W400 H600 半透明(gd329) | ¥35,750 | ¥7,150 | ¥7,979 | 1枚あたり安い |
| 5枚 W1200 H500 透明(gd327) | ¥60,500 | ¥12,100 | ¥14,300 | 1枚あたり安い |
| 5枚 W600 H600 透明(gd318) | ¥44,000 | ¥8,800 | ¥8,800 | 同額 |
| 10枚 W400 H600 半透明(gd330) | ¥71,500 | ¥7,150 | ¥7,979 | 1枚あたり安い |
半透明のW400 H600や透明のW1200 H500のように1枚あたりが下がるサイズがある一方、W600 H600透明のように単品と同額のケースもあります。まとめ買いの前に、検討中のサイズで単価を計算してみてください。あわせて、送料や付属品の条件が同等かもご確認ください。
スモーク調の半透明パーテーションを検討するなら
スモークタイプの選び方を詳しく知りたい方へ
公開後、ここに「スモークタイプのアクリルパーテーションの選び方」へのリンクを設定してください(公開URL未確定)。
W400・W600・W900の選び分けや必要枚数、5枚・10枚セットの購入判断は、スモークタイプ専用のクラスター記事で詳しく解説します。
グレー系スモーク調の半透明タイプは、見通しを残しながら正面の視線をやわらげたい執務席や相談窓口に向きます。当店では商品名を「半透明」と表記しています。完全な目隠しや機密情報の保護を目的とする場合は、不透明な仕切りを選んでください。
設置例3パターン
以下は考え方を示すための仮想レイアウトです。実際の施工例ではありません。
デスクの対面
向かい合う席の間に半透明を1枚。目線を外しつつ会話は可能な状態にする。
受付カウンター
カウンター上に透明の幅広タイプ。受け渡しの開口を確保して配置する。
商談エリアの境界
床置きタイプを通路との境界に。脚部の占有と動線を確認したうえで設置する。
どの方向からの視線を切るかで最適な配置は変わります。視線の方向別の考え方はオフィスで人の視線が気になるときの対策で詳しく扱っています。
購入前チェック
□ 設置面の有効幅を実測した
□ スタンドや脚部の占有スペースを確保できる
□ 板材の仕様を商品ページで確認した
□ 透明・半透明のどちらが用途に合うか決めた
□ 書類や商品の受け渡し開口を確保できる
□ 組立の要否と作業者を決めた
□ 必要枚数とセット品の単価を比較した
□ 配送方法・納期を確認した
□ 返品条件を確認した
□ 避難動線・通路を妨げない配置になっている
仕様欄で確認できない点、大量購入や法人対応のご相談は、お問い合わせからご連絡ください。
お手入れと注意点
清掃方法は板材によって適否が変わります。アルコールや溶剤系のクリーナーは、素材によっては白化やひび割れの原因になる場合があるため、使用可否は必ず商品説明やメーカーの推奨方法をご確認ください。判断がつかない場合は、お問い合わせいただくのが確実です。
また、透過性のある樹脂板は傷が目立ちやすく、静電気でほこりが付きやすい性質があります。照明の位置によっては反射が気になることもあるため、設置後に角度を微調整すると見え方が改善する場合があります。
よくある質問
Q. 透明と半透明、どちらを選ぶべきですか?
A. 相手の表情を見ながら話す受付やレジは透明、視線や手元の情報をやわらげたい執務席や相談窓口は半透明が目安です。
Q. スモークタイプはどれですか?完全に見えなくなりますか?
A. 当店のグレー系スモーク色は、商品ページでは「半透明」と表記しています。卓上スタンド式のW400 H600・W600 H600・W900 H600の3サイズと、W400 H600の5枚・10枚セットが該当します。ただし輪郭や動きは伝わるため、完全な目隠しにはなりません。
Q. 素材は本当にアクリルですか?
A. 「アクリルパーテーション」はカテゴリー名で、実際の板材は商品や入荷状況によって異なる場合があります。板材を条件に選ぶ場合は、購入時点の商品ページの仕様欄をご確認ください。
Q. 卓上タイプは倒れませんか?
A. スタンドで自立する構造ですが、人の往来が多い場所や、ぶつかりやすい位置は避けてください。大判サイズほど設置面の余裕と安定性の確認が必要です。
Q. サイズはどう選べばよいですか?
A. 設置面の有効幅に収まることが前提で、高さは座位か立位のどちらの目線を基準にするかで決めます。床から仕切りたい場合は床置きタイプを選びます。
Q. 音は防げますか?
A. アクリルパーテーションは音を抑えることを目的とした製品ではありません。話し声や反響が課題の場合は、吸音材や吸音パーテーションをご検討ください。
Q. まとめ買いはできますか?
A. 5枚・10枚セットをご用意しているサイズがあります。1枚あたりの単価はサイズによって異なるため、単品価格と比較してお選びください。数量が多い場合はお問い合わせもご利用いただけます。
まとめ|用途から色・サイズ・設置方式の順に決める
設置場所と必要な見通しから色・サイズ・設置方式を決めましょう。材質の指定がある場合や商品ページの表記に食い違いがある場合は、購入前に販売店へ確認してください。
目的に合わせてお選びください
全ラインナップから探すか、用途が決まっていれば主力サイズから。
※価格・サイズ・仕様は原稿作成時点の掲載情報をもとにしています。商品ページの表記に不一致がある製品もあるため、購入前に最新の価格・材質・寸法・発送条件を必ずご確認ください。





















